jinjerのエンジニア特集を開始します!
今回は、CTO高村さんとPM藤崎さんの対談インタビュー。
高村さんはエンジニアとして幅広い経歴を持ち、直近では2社の上場にも携わっています。
藤崎さんもまた、トップエンジニアとしてこれまで8社で経験。
そのうち7社は高村さんと同じ会社で、互いを「相棒」と称して数々の実績を積んでいます。
本記事では、「プロダクトを日本一に成長させるためのこだわり」「日本一を目指す開発チームの在り方」などを中心に、お二人に話を伺いました。
「ちょっとした会話から始まった」10年超の絆
──まずは、お二人の出会いについて教えていただけますか?
藤崎:10年以上前に高村さんと出会いました。
当時、私は外部ベンダーとして、高村さんの会社に参画し、そのいちプロジェクトで初めて高村さんとお会いしました。
初めて高村さんと会話したのは、プライベートでへこんでいた時に「最近どうよー!」と喫煙所で話しかけてもらった時だったと記憶しています。
高村:当時、プロジェクトチームが5名で組成されたはずだったのですが、人手不足から、チームの人数をどんどん減らされて、最終的には藤崎さんと私の2名だけになりました。
そのとき藤崎さんは”ド新人”だったので「これはもう教えないと回らないな」と思い、ソースコードの書き方を始めとして、開発のイロハを一から教えることになりました。藤崎さんは吸収が早く、教え始めた時から「この人は優秀だ」と驚いたのを覚えています。
夜遅くまで一緒に業務をしていたことも相まって、プライベートでもすぐに仲が深まりました。
藤崎:激務な環境でご一緒してから、気づけば私は、8社中7社を高村さんと一緒に働いています(笑)。長い時間を共にしてきたからこそ、”戦友”であり”相棒”のような感覚で、お互いの価値観や仕事の進め方を理解し合っていると思っています。
※左:高村さん、右:藤崎さん
お互いに信頼し合い、「まずやってみる」チームでありたい
──現在のjinjerの開発チームについて、一言で表すとしたら?
高村:“家族”ですね。
根底として、「自分の家族を大切にするように、メンバーを大切にできるチームでありたい」と考えています。
藤崎:信頼し合えるチームだからこそ、最初から完璧を求めるのではなく、「まずやってみよう」と言える関係が大事だと思っています。できない理由を探すよりも、どうやったらできるかを一緒に考える。そういう空気があるから、メンバーも自分の役割を超えて動こうとしてくれるんです。なので私は、成果やスキルだけではなく、その人が何にワクワクしているのかを常に意識して見るようにしています。
──”家族”と言えるような信頼を築くために、意識されていることはありますか?
高村:まずは、こちらから歩み寄ることです。“先に尊重する”、“先に譲る”ことが大事。信頼は、信じるところから始まると思っています。
藤崎:“肩書きを見て判断される”のではなく、“この人だから話したい”という関係性を、こちらから作ることが大事ですよね。
ゴールに向かって、全員で突き進むから面白い
──これまで、最大の壁と感じた出来事は何でしたか?
高村:一時、藤崎さんと別々のチームに配置されてしまったときがあったのですが、仕事が本当につまらなくなってしまいました(笑)。
藤崎:実は私も同じです。高村さんと一緒でないと、どうしてもワクワクしないと言いますか…(笑)。仕事終わりに高村さんのチームの飲み会に、自分も勝手に参加させてもらっていたくらい、高村さんと働きたいという気持ちが溢れ出てしまっていました。それほど私にとって大きな存在なんです。
──なぜそれほどまでに、お互いを信頼し、長年支え合えてきているのですか。
高村:どんなに環境が変わっても、藤崎さんは「絶対に裏切らない」という、絶大な信頼と誠実さがありました。
どういう時に発揮されるかというと、会社や私からのどんな要望に対しても「全て受け入れ、やり遂げる」。どれだけ自分が忙しくても、チームメンバーに対しての配慮やコミュニケーションを怠らない。
どの点においても、彼の誠実さを感じるからこそ、安心して信頼を置けるんですよね。10年以上一緒に仕事を続けられているのは、この積み重ねが、私にとっても、チームにとっても無くてはならない存在と化しているからだと思います。
藤崎:これまでの高村さんは、常に「プロダクトやチームのために、上層部やステークホルダーと真正面から向き合い、部下を鼓舞する存在」として、一貫した姿勢を貫いてきました。
ときに厳しい意見も恐れず、プロダクトやチームのためなら理不尽には毅然と立ち向かい、現場の声を拾い上げ、仲間たちの想いを代弁してくれる。誰よりもプロダクト開発に真剣で、誰よりもチームを信じている人です。その背中を見ているからこそ、どんな課題に直面しても「やってやろう」と火がつき、解決してきました。
単なるCTOではなく、間違いなく開発チーム全体の「心のエンジン」になっていると思います。
──支え合う関係性がずっと続いているんですね。
高村:そうですね。これまで私は、どの会社でも「まずはゴールを設定する」というやり方をしてきました。
最初に“ざっくりしたゴール”を掲げて、そこに向かって開発チーム全員で一気に突っ走る。そして、進む道に立ちはだかる障害を一つずつ取り除きながら前に進んでいく。ゴールを設定すると、チーム全員で仕事をする面白味が増していくんです。
藤崎:例えば、ある会社では「年収を上げよう」、別の会社では「上場させよう」といったゴールを設定していました。
そしてjinjerでは「プロダクトと開発組織を日本一にしよう」という、これまでのどの会社でも実現できなかった大きな目標を掲げています。
スキルより、“一緒に楽しめるかどうか”
──一緒に働きたいのは、どんな人ですか?
藤崎:やはり、「どんなことでもやってみたい」「挑戦したい」という気持ちのある方と働きたいです。スキル面は後からいくらでも付いてくるので、まずマインド面で似たような感性を持っている方と働きたいと思いますね。
高村:私としては、「今の会社辞めるくらいなら、jinjerの開発組織で育てさせてもらいたい」と本気で思ってます。ぶっちゃけ言うと、未経験でも構いません。それよりも、”周りの人がどう感じているか”を想像でき、良い意味で空気を読みながら仕事ができる人かどうか。この点がかなり重要だと感じています。
──jinjerの開発チームメンバーには、どんな人がいるのでしょうか?
藤崎:jinjerの開発チームでは、メンバー一人ひとりが“次につながる課題”を自ら見つけ、主体的に向き合い続けています。
特徴的なのは、「誰かのために自然と動けるメンバーが多いこと」です。マネージャーが介入する前に、チーム内で相談・解決する場面も少なくありません。
例えば、前月に入社したばかりのメンバーが、今月入社した新しい仲間を積極的にサポートする。そんな光景が、日常的に見られます。
jinjerの開発チームは、そういう“人の温かさ”を通して、組織としての強さを育んでいます。誰かの背中をそっと押すような関わりが、次の挑戦への一歩を後押ししてくれる。だからこそ、個々の成長がチーム全体の推進力になっていると実感しています。
経験年数や肩書きに関係なく、互いを思いやり、信頼し合える関係性を作ることができる。それが、jinjerの開発チームの何よりの強みだと思っています。
高村:もちろんこの”温かみ”は、業務においても体現しています。困っているメンバーがいたら、みんなで教える。組織として「手を差し伸べ、一緒に成長する」という文化が根付いています。
次の10年、“日本一のプロダクトと開発組織”を目指して
──これから先のビジョンについて教えてください。
高村:私たちが目指しているのは、「プロダクトも開発組織も”日本一”にすること」です。
そのために、開発の内製化を推進しています。これまでは外部ベンダーが多く関わっていた部分も、今では自分たちの手で開発できるようになりつつあります。皆で作り上げてきた大事なプロダクトなので、2年前から少しずつ自走力をつけ、変化しています。
藤崎:まさにそうですね。私たちは、プロダクト開発に“1社を経営する”くらいの覚悟と主体性を持って向き合っています。その姿勢が、開発スピードやクオリティを押し上げる原動力になっていると感じています。
最後に、未来の仲間へのメッセージ
高村: 何かに本気になりたい、でもまだ形になっていない──そんな人にこそ、ぜひうちに来てほしいです。育てる準備は、もうできています。
藤崎:私たちのチームなら、“楽しく働ける”ことを実感してもらえると思います。まずはぜひ、一度お話しましょう!